ＫＡＥＳＥ！

北海道、羅臼にて。

海のむこうに見えるのは、北方領土　国後島でございます。

冬の厳しさはあっても、海の幸に囲まれ　土壌もよく、

漁師町として・水産加工工場が栄えた島でございました。



今はロシアに占領されているため、国後島付近の領海で漁をする場合は

ロシアに漁代を支払っているそう。

あと、高級魚に関しては漁獲制限もあったりするんだとな。

町のほとんどが漁業に従事している羅臼の人々は

「そんなふうになっている」と、淡々と話をしてくれました。

あ、誤解のないように言っておくと、町の人はそのことを許しているんじゃなくて、生業のために受けているといった感じ。

攻撃的ではないけど、もちろん享受もしていない。

北方領土も尖閣諸島も竹島も、いまになって出てきた問題じゃなくて、

それらと直面してずっといままで生活してきた人がいるんだなあと改めて思いました。

外交は大変、でもあまりにも政策がことなかれすぎる。

羅臼の中心で、「ＫＡＥＳＥ」を叫ぶ。をしてきました。

今回の島旅は勉強になることが多くてよかったです。