2010年10月17日日曜日

切り取る

香川県、男木島にて。


大学の授業で、教授が
「カメラにはもともと暴力性がある。撮る対象と構図を決めただけで向けただけで暴力になりえる」
って言ってた。
なるほど。

たとえばAさんとBさんが殴り合いのケンカしてて、Aさんの仲間のCさんがカメラを持っていたとする。
で、その現場をCさんが撮ろうとしたとすると
CさんはAさんの味方やからきっとBさんの悪の部分が写る構図を探すやろうし、
そもそも相手側がカメラやを持ってるだけで、Bさんは「自分が記録されてる」ことにとたんにすごんでしまう。だから暴力。

よって、突撃取材や隠し撮りは暴力。 映画の「コーブ」の方法論も暴力的。

何が言いたいかというと、写真でもなんでも、撮った人の意図を汲み取らないといけないよねってことでおk。

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